公開: 2023年5月11日
更新: 2023年5月11日
紀元1世紀末からの約100年間、キリスト教を国教とした古代ローマ帝国は、最も繁栄した時代を迎えました。この時代、ローマ帝国の皇帝として帝国を統治したのが、トラヤヌス帝やマルクス・アウレリウス帝に代表される、五賢帝と呼ばれている皇帝達でした。
彼らは、血縁関係にはなく、その能力によって皇帝に推挙された人々でした。この五賢帝が生まれる直前に、聖アウグスティヌスが生まれ、ローマ帝国で認められたキリスト教の思想的な発展に大きな影響を与えました。ジャンヌ・ダルク裁判で問題になった女性の男装問題も、聖アウグスティヌスの考えによるものとされています。